早朝のせわしないコンビニで、心に染みたユニバーサルマナー~車いす講師・垣内俊哉~

午前7:55の品川駅内、大混雑のコンビニ。
陳列棚を眺めていると、「何かお取りしましょうか?」と、穏やかでやさしい声が聞こえました。

車いすで生活をしているとよくある日常の一コマですが、通勤でせわしないこの時間帯に手を差し伸べられたのは初めてでした。こんな時にでも「自分とは違う誰かの視点に立って行動できる」ことに、心から感動しました。

ただ私は、周りのあくせくしている空気に呑まれてしまったのか、「あ!大丈夫です!」と反射で答えてしまったのです。ユニバーサルマナーを伝える者として「ありがとう」の言葉を付け忘れてしまったことを、大反省しました……。

イヤホンをわざわざ外して、私に手を差し伸べてくれた、白いワンピースを着たあなたに、僕は心から感謝しています。そして、「ユニバーサルマナーを発揮すべきなのはサポートする側だけではない」ことを改めて痛感しました。

もしまた車いすに乗っている方や障害のある方を見かけたら、私にしてくれたように声をかけてください。助かる人、嬉しい人がたくさんいます。私は今回の反省を活かし、「ありがとう」の想いを必ずお返しすることを心に誓います。

自分が忙しい時でも声を掛け合うことができる日本はやっぱり素敵です。来年のオリンピック・パラリンピックはきっと大成功です。