台風で自宅から出られない時、全盲の私が一番安心した言葉

こんにちは、全盲の講師・原口です。

ここ数年、台風や地震などによる自然災害が多くなってきていると感じます。
特にこの時期は台風の影響が一番大きいのではないでしょうか。

私は神戸市で一人暮らしをしているのですが、昨年関西で大きな被害をもたらした台風が来た時は、私が自宅で一人でいる時でした。窓とカーテンを閉めていても、テレビの声が聞こえないほどの風雨の音がし、これまでに感じたことのない恐怖を覚えました。特に、「外が今どんな状況なのか」を確認することができないので、テレビやSNSの情報に頼るしか方法がありませんでした。

しかし、もしテレビやSNSの情報が「避難」を指示していたとしても、あの状況では自分一人で外に出ることは不可能だったと今は冷静に思います。

普段、自宅からオフィスなど通いなれた道であれば、一人で歩くことができますが、普段から車の音や周囲の人の足音から信号の色を判断するなどしている私にとって、大きな風雨の音がしている中でまっすぐ歩くことは不可能なのです。

そんな時に、近くに住む同僚から「何かあったら迎えに行くよ」と連絡がありました。テレビやSNSのどの情報よりも、その言葉が1番安心しました。どれだけ情報機器が発達しても、1番便りになるのは人の助けだと痛感した出来事でした。