普段から関わっている、障害のある方やご高齢の方への向き合い方が変わった~理学療法士の受講者が得た学び~

ユニバーサルマナー検定2級を取得された、遠山友章さん。普段はリハビリテーションのプロフェッショナル・理学療法士として働く遠山さんに、受講のご感想やご活動を伺いました。

Q.理学療法士として、普段はどのようなお仕事をしていますか?

遠山さん:障害がある方、怪我をしている方、ご高齢の方などに対して、日常生活で必要な動作ができるようにリハビリテーションを行います。私のいる病院では、リハビリテーションだけではなく、食事の配膳や着替えのお手伝いなど、患者さんに寄り添ったお手伝いもしています。

Q.お仕事の中でも、ユニバーサルマナーが必要と感じていましたか?

遠山さん:はい。例えば食事の時、ラップを外したりフタを開けたりといったことを自分でやりたい患者さんもいれば、手伝ってほしい患者さんもいたのですが、どこまでお手伝いすべきかがわかりませんでした。お手伝いの距離感がつかめなかったんです。ユニバーサルマナー検定3級で「なにかお手伝いできることはありますか?」という声がけを教えてもらってからは、ガラッと気持ちが軽くなりました。

Q.理学療法士の方にとっても、学ぶ価値がありますか?

遠山さん:私は病気や怪我についての知識はありますが、実際にそうなった人の気持ちまではわかりませんでした。入院中は気持ちもマイナスになってしまいますし、患者さんも本当にやってほしいことを正直に言いづらいのでは、とも思っていました。ユニバーサルマナー検定2級で、実際に自分が車いすに乗ってみて、本当に良かったです。車いすの操作方法は知っていても、乗ってみると意外に大変で、助けてほしいタイミングをいくつも感じました。この体験があるからこそ、患者さんに対しても、想像力を働かせてちょうど良いタイミングでお手伝いができたり、無理をさせすぎたりしないようにできると思います。

Q.講義の中で一番心に残った内容はなんですか?

遠山さん:「障害は人ではなく、環境にある」という言葉です。医療現場においては、知識や経験がある故に、「これはできないだろう」「こうするのが良いだろう」と決めつけてしまうことがあります。私たちが障害を作ってしまっていた部分もあると思います。たとえ身体に障害があっても、リハビリによって自身の機能を高めたり、周囲の向き合い方を変えたりすることによって、楽しく人生を送ることができると信じています。

Q.プライベートでは、一児のパパさんと伺いました。

遠山さん:私自身、10ヶ月になる子どもがいます。ベビーカーを押して街中に出ると、エレベーターが遠いとか、ベビーカーで入れるお店が見つからないとか、ちょっとしたことに不便を感じます。一人で歩いている時は気づかなかった視点ですね。店員さんや周囲の人々の心遣いに触れると嬉しいですし、Bmaps(ビーマップ/バリアフリー地図アプリ)のようなアプリケーションがあると助かります。

Q.遠山さんが参加している「脳卒中フェスティバル(脳フェス)」とはなんですか?

遠山さん:「脳フェス」は、脳卒中・脳梗塞の当事者とご家族の方々が、楽しむことのできる文化祭です。2017年に第一回を開催し200名以上が来場され、今年は2018年11月11日に六本木ヒルズ ハリウッドホールで開催予定です。後遺症により歩きづらさや生活のしづらさがあっても、思い切り楽しめる「食事・音楽・美容・交流」を体験できます。ボランティアさんとのミーティングなどでも、当事者の方とお会いするので、コミュニケーションの際にはユニバーサルマナーを意識しています。

脳フェス 公式WEBサイト
http://noufes.com/

脳フェス2018クラウドファンディング「楽しい!をみんなへ!」
https://readyfor.jp/projects/noufes2018

遠山さん、ご受講いただきありがとうございました!