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仙台で初!ユニバーサルマナー検定3級の個人受験を開催しました~一人の聴覚障害者の想いに花が咲き、検定開催へ~

2月21日、仙台で初めてユニバーサルマナー検定3級の個人受験を開催しました。受講者37名中、聴覚障害のある方の参加が11名。検定開催のきっかけになったのは、一人の聴覚障害者・渡辺さんの「ユニバーサルマナーを東北でも広げたい」という想いでした。

ユニバーサルマナーを東北にも広めたい

渡辺さんがユニバーサルマナーという言葉を知ったのは2年前。聴覚障害のある講師・薄葉と繋がったことがきっかけでした。渡辺さんは、すぐにインターネットでユニバーサルマナーを調べ、初めて意味が分かった時のことをこう語ります。

渡辺さん「ユニバーサルマナーという言葉を知った時、衝撃を受けました。多くの方々が障害者に対して『かわいそう』といった印象を持っているように感じています。私自身も聴覚障害がありますが、他の障害のある方への関わり方について知る機会がなく、『大変だろう』と漠然と思っていました。だからこそ、多様な方々の視点に立ち、行動するユニバーサルマナ―を学ぶ必要があると思いました」

まずは自分が受講してみようと思ったものの、一番近い開催地域が東京ということもあり、なかなか都合をつけられずにいた渡辺さん。そんな時、あるアイディアが浮かびました。

渡辺さん「いっそのこと仙台で開催して、自分だけでなく、宮城県や東北地方の人にもユニバーサルマナーを知ってもらおうと思いました。そう思い立ってから、ユニバーサルマナー協会にすぐに連絡し、実施に繋がりました。薄葉さんはじめスタッフの方々が、私の思いを汲み取ってくださり、念願の仙台でのユニバーサルマナー検定開催を実現させてくださいました。」

自分の配慮が過剰であったことに気づいた

↑講師・薄葉が、ユニバーサルマナーを説明する様子

ボランティア活動で車いすユーザーのサポートをした経験があった渡辺さんでしたが、ユニバーサルマナー検定を受講して自身の配慮が過剰であったかもしれない、と気づきました。

渡辺さん「車いすユーザーの方には、車いすを押してあげた方が良いと思っていて、これまでずっと押すサポートをしていました。ですが、もしかしたら自分で車いすを漕ぎたいと思っていたかもしれません。これまでの自分の配慮が過剰であったかもしれないとハッとしました」

他の障害のある方やご高齢の方が困っている(ように見えた)場面では、どのように対応したら良いかが分からず、躊躇してしまったことがあった渡辺さん。今後はそういった場面に出会ったときでも、自信を持って対応していきたいと語ります。

渡辺さん「薄葉さんから、自分とは違う誰かと向き合うときに完璧を目指す必要はなく、まずは『何かお手伝いできることがありますか?』というお声かけが基本姿勢だと学びました。自分に何ができるかを聞くことから始めていきたいと思います」

仙台検定に参加した、受講者の声

今回、聴覚障害のある方11名、電動車いすユーザー1名を含む、37名が集まりました。
グループワークでは、手話や要約筆記を使って活発に意見交換がされていました。
検定に参加した受講者は、検定での学びをこのように語っていました。

手話講師・工藤様「障害は人ではなく、環境にあるという言葉が印象に残っています。すべての人にとって住みやすい環境をつくるためには何が必要なのかを考え、今自分にできることをしていきたいです」

宮城県議会議員・横山様「障害のある方やご高齢の方に出会ったとき、どのように対応したら良いかを迷うことがありました。検定を受講して、まずは何に困っているのか、それに対して自分に何ができるか聞くことが大切だと気づきました。100点満点を目指さず、一歩踏み出す勇気を持っていきたいと思います」

多賀城市議会議員・斉藤様「相手とどう向き合ったら良いか分からないことが、意識のバリアに繋がっていると思います。分からないときは、迷わず、素直に、相手に聞いてみること。ここから向き合い方の一歩目が始まると思いました」

今後も多くの方々にユニバーサルマナーを広めていきたい

↑グループワークに取り組んでいただいている様子

今後、どのようにユニバーサルマナーを活用していきたいですか。そう渡辺さんに尋ねると、このような答えが返ってきました。

渡辺さん「お声かけしようか迷ったときには、多様な方々と向き合うときの魔法のフレーズ『何かお手伝いできることはありますか?』を使っていきたいと思います。

そして、仙台での個人開催においては、これが終わりではなく始まりです。今後も、『ハードは変えられなくてもハートは今すぐ変えられる』という、ユニバーサルマナーの想いをより多くの方々に知ってもらえるよう、動いていきたいです」

この検定から生まれたユニバーサルマナーの種が、更に多くの方々に広がっていくことを願います。